2021-05-27 第204回国会 衆議院 原子力問題調査特別委員会 第5号
柏崎刈羽原発の事案は、今後、東京電力から根本的な原因の特定や改善措置活動の計画などを内容とした報告を求めて、原子力規制庁が取組に応じて追加検査を段階的に実施するというふうになっております。 ここで私が問題意識を持っていますのは、安全文化というものについてであります。
柏崎刈羽原発の事案は、今後、東京電力から根本的な原因の特定や改善措置活動の計画などを内容とした報告を求めて、原子力規制庁が取組に応じて追加検査を段階的に実施するというふうになっております。 ここで私が問題意識を持っていますのは、安全文化というものについてであります。
今回、改善措置活動の計画、これを提出をすることを求めていますけれども、これで本当にちゃんと生まれ変わることができるんだろうか、私は極めて疑問というふうに思っているんですが。
また、東京電力に対し、根本的な原因の特定や安全文化及び核セキュリティー文化の劣化兆候の特定等を行い、特定した内容を踏まえて改善措置活動の計画等を六か月以内に提出することを要求しました。あわせて、原子炉等規制法に基づく是正措置等の命令を発出することとし、対応区分を第一区分に変更するまでは、特定核燃料物質の移動を禁ずる方針としました。
本日、冒頭、更田委員長の発言の中では、今回の改善措置活動の計画等を六か月以内に提出することを要求しましたという発言がございました。明確にこのような期限が切られておりますので、しっかりと時間軸を意識して、これは国民も大変な関心事ですから、そこは是非対応をお願いしたいというふうに思います。 お願いにとどめさせていただきますが、これで私の質問を終わりたいと思います。 どうもありがとうございました。
まず、IDの不正事案ですが、これは核物質防護規定に違反したものであり、先ほどお答えがありましたけれども、三月十日までに改善措置活動の計画及びその実施結果の報告を求めております。 また、この事案に伴って、原子力規制検査に入っておりまして、まだこの事案全てが明らかになっているかどうかを確定しているわけではありません。
それぞれについて、安全上の重要度は最も低いレベルのものでありますけれども、事業者みずからが改善措置活動によって対処をしているところでございます。
新しい制度では、事業者側の主体的な改善措置活動や、現場の気づきを幅広く拾い上げるなど、気づき事項の報告が重要となるのではないかというふうに思います。気づき事項の報告を得た情報から改善点を抽出して、発電所の弱点を把握する重要なプロセスがありますけれども、これまでの試運用においては必ずしも十分に確立できていないとの指摘もあると承知をしております。
原子力事業者におきましては、新検査制度の開始に合わせまして、今御指摘の改善措置活動、いわゆるみずから気づいたことを望ましい状態につなげる取組でございますが、これを導入しまして、原子力安全に直接関係しないようなささいなふぐあいも含めて、原子力施設でのさまざまな気づきを把握し、その重要性を評価した上で、これに応じた対策を講じる取組に力を入れていると承知しています。
ちなみに、今後導入される新検査制度においては、事業者がみずから行う改善措置活動、いわゆるCAPというものですが、これが重要となってまいります。本件は、改善措置活動の一部が実施されていない場合に相当するものであり、大きな関心を持って臨む必要があると考えております。